ねむたい毎日

20代OL 毎日ねむい

意識高くないOLの転職体験記2020

これは意識高くない、しんどいことしたくない、なるべく早く帰ってたくさん寝たい、でもほしいもの買いたい20代中盤OLのドキドキ!初めての転職体験記です。先に言っておきますが参考にはなりません。名のある大企業に就職して高給取りになるとかでもありませんのでその点ご容赦ください。

 

そもそも何をしている人か

不動産会社勤務です。就職活動を「一回働いてみないと何もわからないから」という理由であまりがんばらず(これはそこそこ後悔している)、内定をもらえたので入社。ポリシーのある家づくりに魅力を感じていてそれを伝えたところ、なんと住宅営業職に女子として初めて配属される。私のどこに根性を感じたのか、完全に謎配属である。営業マンたちはゴリゴリの体育会系ではあったが心の底からやさしく、人として大尊敬できる方ばかりでした。が、1年半でいろいろと限界を感じ異動を願い出る。そこで異動した別部署のスタッフ部門で2年とちょっと働いています。

 

なんで転職しようと思ったのか

異動後に配属された事業部が他責・悪口のオンパレードで、自分もそんなに意思が強いほうではないので長くいるとこの文化に染まってしまうと思っていた、というところに今回のコロナがあり、会社の対応に絶望、会社にぶらさがらず生きていくために己のスキルを高める必要を感じて転職を決意。業務自体はやってみたいことだったしやりがいがあるはずの仕事だったが、そうならなかったのは環境によるものが大きかったように思う(これも他責になってしまいますが)。あとはお付き合いしている人とのあいだでそろそろ一緒に暮らしましょうかねという話が出たのもある。

 

7月

転職サイトに登録、職務経歴書を書く。なんとなくピンときた会社やエージェントに紹介された企業を5社ほど応募。わりと書類は通るもののやる気のなさを見抜かれ面接で落とされたり、よくよく募集要項を読むとヤバそうな会社だったりして(『ゴミ捨て、お茶出しなどお任せします^^』と書いてあっていま令和やぞとなった)、2次面接まで進めず終了。

 

8月

軽く病む。私は何になりたいのか?という根源的な問いにぶつかる。わからないまま数社面接に行き、当然落とされる。

 

9~10月

もう何もわからない。考えたところでよりわからなくなる。とりあえず求人をひたすら見続ける。

 

10月末

いいなと思う求人があり応募したところ書類が通り、1次面接だ!と思いきやオンライン会社説明会だった。これがかなり良く、ここだ!絶対に御社に入れてください!と初めて思う。その後1ヶ月は御社のことを考え続け、最終面接前にはもうお話ししたいことがありすぎてどうやってまとめましょうと思うほどだった。これは間違いなく恋だった。想いが通じ、めでたく11月末に内定をいただく。

 

転職先選びの決め手(結果的に)

転職が決まったことを報告したときに、友人から「あなたはずっと人の暮らしに関心があるからぴったりな会社だと思う」という言葉をいただき非常に腑に落ちた。あとは数多くの求人を見ているなかで有形商材にかかわりたいこと、昔から漠然と思っている「自分のいいと思うモノを広めたい」ということが軸だったんだな~ということを活動が終了してようやく分かりました(遅い)

 

やってよかったこと

功を奏したのは、転職サイトの求人が更新される日に必ず新着求人を見るという習慣だったと思う。よく言われることだが、就職活動にせよ転職活動にせよ定員が決まっている椅子取りゲームなので早い者勝ちなところは大きく、応募するのは早いに越したことがないようだ。

面接を経て最終的に評価されたのは経験よりも「学習意欲」「受け答え」「理念への共感」だったらしい。驚いたのは「理念のことってなかなか言ってくれる人いないんだよ」と偉い人に言っていただいたことで、「御社の理念に共感し〜」のフレーズは就活テンプレだと思っていたが意外と転職になるとそこに触れない人も多いのかもしれないなと思った。

 

まとめ

身も蓋もないことを言うが私の転職活動は完全に運だった。というのも仕事選びに軸というものが存在しなかったからである。軸がわからないからひたすらたくさん求人を見て、これは嫌だなと思ったものを省いていくしかなかった(軸がある人はその条件で絞って応募すればよいので私のように5ヶ月もかからないと思います)。

というわけで、11月末に最終面接で落ちていたらまた1から求人を探すことになっていた非常にスリリングな転職活動であった。この時世下で、スキルがあるわけでもないのに無事採用していただけたのは本当にありがたいとしか言いようがない。さもなくばこれが最後の転職活動としたい。入社するところが安住の地でありますように。