無職1日目
月のものが来て絶不調だ。毎月薬を飲んでごまかしごまかし仕事をしていたが、なんと無職なのでつらかったら好きなだけ寝てていいらしい。好きな時間に寝て好きな時間に起きて、朝までドラマをぶっ通しで観てもいいらしい。無職、なんて自由なんだ…。だがそんな暮らしをしていると普通に働いているもちもちとした人に愛想を尽かされそうなので気をつけよう。
今日観たものなど
能天気に観れてとてもよかった。宗教だったり自己啓発関係だったり、なにかしらを猛烈に信じて崇拝している人の怖さって「その人の言葉がその人自身の言葉ではなくなっていること」なのかもしれない。ヒロインめちゃくちゃ可愛いなと思って検索したら(500)日のサマーで納得。
・三井住友カードのWebムービー
三井住友VISAカードのテレビCM|クレジットカードの三井住友VISAカード
大好きなオズワルドが出ているので。伊藤さんの演技が予想以上にいい味を出していて感動。板前の畠中さんも大変良い。
・snack time「Chaining Intention」
『Chaining Intention』中学生バンドsnack timeカバー(PARK JAZZ LIVE CONTEST 2020 ON WEB 特別賞)
Twitterで話題になっていた中学生ジャズバンド。個々の技術力の高さは言わずもがなだが、音楽へ向かうまっすぐな姿勢だったり純粋にアンサンブルを楽しんでいるひとりひとりの表情に泣けてしまう。音楽ってコミュニケーションなんだなあ。あんなふうにスリリングに音楽でコミュニケーションをとってみたいと思わさせられる。
無職の1ヶ月にやりたいこと
(正確に言うと有給消化中なので在職しているが、気持ち的には完全に)無職になった。やり残しが大いにありそうで思ったより解放感のない最終日を迎え、こんなにしていただいていいのですかと思うほどあたたかな送別を受け、私は無職だ。この大切な1ヶ月限定の人生の夏休み、旅行したり、ゆっくり実家に帰ったりしたかったが、この状況なりに有意義なものにしていくぞ!
①引っ越し
これはまあ決まっているので言わずもがなだが、引っ越した上に完全に家を整えきった状態で転職先での労働をスタートさせたい。キッチン下の収納とか、洗面台下収納とかとか、もうバチッと決まった状態で労働に入りたい!そうすることで綺麗な家が持続できるのではないのか。どうなのか。
②読書・映画
いつもは自分の守備範囲内のものばかりになってしまうので、もう少し手を広げていきたい。この機会に世界の名作に触れたい。
③運動
コロナが流行り始めてからというものジムの優良スポンサーとなってしまっている。毎日寝て過ごしそうなので午前中に走りにいくのをルーティンとしたい。
④美術の勉強
大学時代一応学んでいたはずなのだが、まったく身になっていないのがコンプレックスだということに最近気づいた。この機会に体系的に勉強してちゃんと大まかな流れを頭に入れたい。
以上、無職の1ヶ月にやりたいことでした。私は根っからの怠け者なので、決めないとおそらくひたすら眠って過ごすことになる。日記を書いて自分を律し、よい1ヶ月にしようと意気込んでいる。
社会に紛れる赤ちゃん
最後の最後まで仕事が忙しい。いや、最後の最後まで仕事を残し続けていた私が悪い。
職場の「もう無理」「キャパオーバー」が口癖の人がこの部署の人員不足についてひとりで喚いており対応に困ったが、いつもの面白い先輩がその愚痴に「Yeah」と「Oh」で対応しつつ相手にしていなかったのがすごくよかった。こういう人になりたい。
しかしこのキャパオーバー君(先輩ですが)はいつも人員不足だとかパソコンが遅いだとか私の作った引き継ぎ書が不親切だとかで仕事が終わらない終わらないと喚いていて、人生で初めて出会うタイプの人だ。正直毎日ものすごくムカつくのだが、こういう赤ちゃんみたいな人が社会には紛れているのだなと勉強になった。
仲良くしていた隣の部署のおじさんからお別れのメッセージが届く。このおじさんとは変な意味ではなく普通に仲良しで、内線がかかってきたら正月なにしてたとか喋るしすれ違ったら元気?みたいな会話をする間柄で、私はそれが苦痛でもなんでもなかったのだが、それを見ていた周りの人からはけっこう心配された。おじさんとそういう会話をするのが嫌な女性もたくさんいるだろうし、そういう会話がエスカレートしてセクハラに繋がったりもするんだろうが、おじさんたちにとってなんと生きづらい世の中なんだろうかと思ってしまう。このおじさんはそういう線引きがきちんとした人で、いただいたメッセージもあたたかいものだった。違う部署の人からこういう風に気遣ってもらえるのはうれしいことだなあと思った。
カスタネットを叩くことはもう一生ない
しばしさぼっていた。
昨日は新居の採寸に行き心底楽しかった。改めて最高の街、最高の部屋でハッピー。
今日は朝から私の社会人史上最大の遅延に巻き込まれ大幅遅刻。しかし同じ路線を使っている人たちは私が出勤するころには皆到着していて、どうせそれで陰で嫌味言われてるんだろうなと思うがもう何も関係ない。なぜかというとここに出勤するのも残り数日だから!上司はあいもかわらず最悪で、こういうのが嫌だったんだよなと再確認する日々だがもうすぐ解放だ。大好きな人たちもいるしさみしい気持ちももちろんあるが、それ以上に明るい未来がすぐそこまで来ていそうなワクワクが大きい。
「カスタネットを叩くことはもう一生ない」という一文にぐっとくる。日々はそういう気づかないような小さな終わりの積み重ねなのかもしれない。カスタネットを最後に叩いたのはいつだったんだろう。
夕飯の鮭がおいしくない
大学のサークルの部室が24時間開いていて、夜中には現役学生がおらず、夜な夜なOBOGたちで部室に集うという夢を見た。私が深夜2時に目が覚めて部室へ向かうと、多忙な友人が練習していて「忙しいから夜中に練習するんだ、大変だな」と思った。その後わらわらと先輩たちが来たり、部室のドアを開けると学生時代も部室の主だった同期がやっぱりいて大笑いしたりした。というとても幸せな夢。はやく日常に戻って夢に出てきた人たちに会いたいし、現役学生たちも気兼ねなく部室でみんなでくっちゃべったり飲んだくれたりできるといいよなあと思う。
仕事で腹が立つことがあったが、職場のお姉さまに「大変だったね、でもえらいよ〜」と慰めてもらう。思えばこの職場で私はずっとこんな感じでお姉さまがたに慰めてもらいながらやってきた。次の職場でも慰めてほしい。
夕飯に焼いた鮭がおいしくなくて元気がなくなった。
てんやありがとう
朝、残り1個だったコンタクトレンズをなくす。絶望。
引き続き引き継ぎ。私はエクセルの細かい集計作業が好きで全く苦にならないのだが、業務を引き継いだ人3人にそれぞれこんな細かい作業やってたの…?と驚かれる。まあ世で言うAIに取って代わられる仕事の代表格がそういう集計作業だと思うので、得意=喜ばしいことではまったくないのだが。営業をやっていたときに受けた性格診断みたいなもので、私は「一人になる時間がないとダメで、もくもくと作業するのが一番好き」という結果が出たのだがまさしくこういうことなんだろうなと思う。
帰り道、今日は絶対にてんやをテイクアウトすると決めてお店へ向かったところ、なんと閉店していた…。この町に引っ越してくるとき、不動産屋さんで鍵をもらったあとに来たのがこのてんやだった。自炊する元気がないときに何度も助けてくれた大好きなてんや、本当にありがとう。引っ越し先にもてんやがあってうれしい。たくさん食べようと思います。
引っ越し大好き
なんだか忙しい。あれもやらねばこれもやらねばと思っているうちに一日が終わり、結果何も終わっていないなという毎日。
それにしても引っ越しが楽しみで楽しみで仕方がない。私は引っ越しが大好きだ。まあ今の家の片付けはめんどうなのだが、新しい街に住んでそこを自分の居場所にしていく楽しさったらない。しかも今回は引っ越し後約2週間無職だし、引っ越し先は探索しがいのある素敵な街、さらに本当によい部屋に住めるので輪をかけて最高。心からわくわくする。